次世代型革新高出力蓄電池
「金属触媒フリーリチウム空気電池」の開発

伊藤 良一
(東北大学 原子分子材料科学高等研究機構(AIMR) 助教、現在、筑波大学 数理物質系 准教授

2019年2月21日木曜日

日経エレクトロニクス誌で研究特集

日経エレクトロニクス2019年3月号でJST-さきがけ研究の集大成である耐腐食性卑金属に関する研究が特集されました。詳しい内容は書けませんが、家庭などをターゲットとした小型水電解装置で用いられる白金電極を腐食しない卑金属電極でどう置き換えるかなど書かれています。他の特集も一読しましたが水素社会に必要な技術がわかりやすく書かれているので興味があれば読んでみてください。

対象研究論文は
Graphene Layer Encapsulation of Non-Noble Metal Nanoparticles as Acid-Stable Hydrogen Evolution Catalysts

Cooperation between holey graphene and NiMo alloy for hydrogen evolution in acidic electrolyte
です。


伊藤良一

2019年2月19日火曜日

筑波大学Best Faculty Member2018選出

2018年度に筑波大学で極めて優れた活動を行ったと認められる教員25名に選出されましてBest Faculty Memberとして表彰されました。筑波大全ての教員の中から選ばれたことは大変名誉であり、大変励みとなりました。永田恭介学長、副学長、系長、新米の私を推薦していただいた教授の方々と選考して頂いた教授の方々にこの場を借りて感謝をいたします。これで終わりとせず、これからも筑波大の教員として優れた活動を続けていきたいと思います。



伊藤良一

2019年2月5日火曜日

Nanotech2019参加報告

1月31日に東京ビックサイトで行われたNanotech2019に参加してきました。今回はさきがけの集大成の発表ということでJSTブースから発表させていただきました。当日は電極メーカーなど方からも興味を持っていただくことができまして参加して大変良かったと感じました。また別件ですが、60歳くらいのおじいちゃんから研究内容とは全く違うことで質問攻めにあい、なんでそんな内容を聞くんですかと聞いたら先生に聞いたほうが確実だからということで即席勉強会(高校基礎化学レベル)のような感じのこともやっていました。いろんな視点を持った人たちと出会えて面白い日となりました。
そして思わぬ再開もありました。なんと私の博士課程指導教官の榎敏明名誉教授(東京工業大学)と同じ時期に榎研に在籍していたインド人のJoseph Joly博士とばったり再開しました。まさかこの会場で会うとは思っておらず、お互い認識するのに間がありましたがお二人とも元気そうで何よりでした。研究者の世界はやはり狭いですね。




伊藤良一