参議院議員会館で開催された政策シンクタンク「時代を刷新する会」環境技術委員会において、カーボンニュートラル技術に関係する講演を行ってきました。講演では、2050年に削減しきれない排出量76億トンの二酸化炭素を吸収する技術として有望視されているCCUS全般及び再生可能エネルギー電力を用いて気体二酸化炭素を有用な化成品へ変換する電気化学手法について説明をさせていただきました。「時代を刷新する会」環境技術委員会では、国益にかなったエネルギー・環境問題について各分野・それぞれ検討を重ねているとのことで、日本のカーボンニュートラル技術関連の政策考案の一助となればと思い、初の政治系講演に参加させていただきました。議員さんたちが日々どのように勉強し、政策に関わる情報を得ているのかなど大学では知り得ない経験ができ、私の方も勉強になりました。本講演内容は、科学研究費助成事業基盤研究(A)採択課題をベースとしており、皆様から更なる研究発展を期待されました。
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伊藤良一