次世代型革新高出力蓄電池
「金属触媒フリーリチウム空気電池」の開発

伊藤 良一
(東北大学 原子分子材料科学高等研究機構(AIMR) 助教、現在、筑波大学 数理物質系 准教授

2015年11月10日火曜日

就活日記:つくば初面接

11月につくばの研究機関の採用面接に行ってきました。面接の連絡を受けてから5日後に2件面接というハードなスケジュールでしたが、さきがけの実験をしながら面接スライドを準備しました。今回は前回の東大准教授面接の反省を生かして対策を立てましたが効果が発揮されるときはありませんでした。面接によって聞かれることはかなり違うようです。勉強になりました。

仙台から筑波へのルートは無難に「仙台→東京→秋葉原→筑波」というルートを取りましたが、仙台から筑波は本当に行きにくいですね。仙台→東京にかかった時間と秋葉原→筑波研究機関にかかった時間はほぼ一緒。日帰りだったのでかなり疲れました。

筑波→仙台では、今回の反省のポイントをまとめてながら今回の面接準備で溜まりに溜まった雑務を片付けながら仙台に帰りました。10月にさきがけ取ってからは無休ですね、全く・・・。


どうしてこんなに就職活動しているかわからない方への「私個人」の見解と解説
研究員就職活動理系基礎知識①
・任期
研究員には基本的に任期があり、任期なしは基本的に教授のみ
ポスドク~助教:2年~5年の年俸契約による任期制
准教授:5年~10年の年俸契約による任期制、もしくは、任期なし
・任期切れ
任期が切れたら失業、研究機関を出て行かなければならない。そうならないために研究者は研究をしながら次の職を探し続ける。
・任期はあってなくても大差ない?(私の場合)
研究者は博士課程を卒業後いろいろな研究機関を渡り歩きながら、ポスドク→助教→(講師)→准教授とキャリアアップしながら教授を目指す。転職期間は人それぞれですが、2-5年スパンで異動していくため、任期が切れる前に昇進し続けるのがキャリアアップの観点で良い。この観点でキャリアアップを優先すると転職し続けるため、任期なしの職(助教~准教授)と任期ありの職は大差がない。(テニュアトラック職は除く、詳細は髙坂さんのブログへ)
・私の任期
2016年12月まで。次の更新はなし

このような背景で研究者は人によって転職頻度は違いますが教授になるまで就職活動をしながら研究を続けています。

伊藤良一